マーケティング、ブランディングの未来は共同体(コミュニティ)

元々マーケティングという考えがなかった時代では、モノを作れば売れるという単純な経済構造でした。その次の時代は、大量消費を支える大量生産が求められ、生産管理が必要になりました。企業が大量生産を行い始めたので、市場にモノが溢れ、マーケティングを行わなくては売れなくなってきたのです。そこでマーケティングは発展を遂げ、様々な変化を見せました。

マーケティングは、コトラーの言葉を借りれば、「顧客生涯価値を最大限引き出すことを目指す」行為であり、アメリカマーケティング協会の定義では「マーケティングとは個人目標及び企業目標を満たす交換を想像するための、アイデア・商品・サービスのコンセプト・価格設定・プロモーション・流通の計画と実行のプロセスである」とされています。コトラー自身のマーケティングに対する定義も時代と共に変化していますし、アメリカマーケティング協会の定義も定期的に改訂されています。このように、マーケティングの考えや求められる内容は時代と共に変化しているのです。

企業のマーケティング活動が進んでくると、今度はライバル企業やライバル商品との差別化が重要な位置を占めるようになってきます。どんなにセグメントされた市場で、最初はブルーオーシャンだったとしても必ず競合する商品やサービスが生まれます。そうしたときに他社商品との違いや価値について表現し、消費者に対してコミュニケーションをとっていく必要が出てきます。品質だけではモノが売れないので、モノに対して差別化をするための付加価値が求められているのです。それがブランディングです。

マーケティングもブランディングも一方通行の情報発信ではなく、コミュニケーションが大切であると言われています。特にブランドにおいてはそのブランドを絆とする消費者の準拠集団、すなわちコミュニティが発生します。マーケティング、ブランディングの未来はこうしたコミュニティを作り、そこに対してコミュニケーションを行っていくことが求められます。

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