地域ブランド作りの3ステップ

コトラーが述べているように、地域のマーケティングは「行政・企業・市民団体、マーケティングを行う組織とのチームワークがうまくいくか」にかかっていて、民間企業、自治体、住民グループ、さらには一般市民の積極的な協力が不可欠です。企業と異なり、地域にはそれぞれの主体が置かれている立場が違うので、あらゆる場面で共通の認識を持ちにくい状況にあります。いわゆる主体の複合性という特徴です。この推進母体つくりを第1ステップにおいて、地域ブランド作りを3ステップで考えていきます。

第1ステップは推進母体つくりです。ブランド作りの核となる専門部会や協議会を作り、そのブランドに関わる人の意志を束ねるステップになります。地域においてブランド作りを行う際には利害関係が対立する多くの人々の意志をまとめていく推進母体つくりが、その後のブランド作りの成功の鍵を握ります。関係する人の意識改革を行い、ブランドに関する理解を深め、自らの地域にブランド戦略を導入することの意味や目標を共有することが大切です。

第2ステップはブランドのシンボル作りです。ネーミングやマークなどのシンボルとなるものを作り、そのブランドだけが持つ資産を形にするステップです。ブランド価値の設定とブランドの戦略方針の設定が獲得目標になります。デザインやネーミングなどのシンボル、スローガンの開発、フラッグやピンバッチ、チラシなどシンボル共有ツールの作成、基本戦略と運営体制の検討を行います。

第3のステップは接点作りです。流通の整備やメディアへの露出を図ることにより、ブランドと社会、または生活者との接点を作り、そのブランド独自の価値や魅力を知らしめます。ここで、ブランドの設計や実施、評価が行われます。

地域は人間関係や企業の関係などいくつもの複合性を抱えています。そのためマーケティング活動は簡単ではありません。それらを認識し,ステップを意識しながら進めていくことが重要です。

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