地域の戦略的ブランディングの手順

コトラーは、地域ブランディングにおいて、地域の活性化のためにはマーケティング手法が欠かせないと述べています。コトラーによれば、戦略的地域ブランディングが成功に向かう手順は大きく7つのステップになります。

1、グループを作る

住民や企業、行政など多様な主体を集め、まずは計画策定のためのグループを作ります。

2、分析する

地域のコミュニティの状況や課題が発生した原因について整理します。そして地域の利点や資源、将来性についての分析が必要です。今回分析した内容が今後貴重なデータとなるのです。

3、長期ビジョンの作成

分析した内容に基づいて地域の長期的なビジョンを描き、目標を踏まえた長期的アクションプランを作成します。

4、インフラの整備

水道、電気、ガス、道路など基本的なインフラの整備の他、インターネット回線の整備も近年では求められるインフラの1つです。それに加えて基本的なサービスの充実を図ります。

5、新しい魅力

この地域に住む人たちが生活の質をあげることの出来る何らかの新しい魅力を作ることが必要です。それによって住民の満足度と住民としての誇りが生まれます。これは商品で言えば新しい機能として該当します。

6、生活スタイル

新たな魅力や生活スタイルについて対外的に宣伝を行います。宣伝を行うことで地域からの人の流出を防ぎ、新たな流入を促進します。

7、各機関の協力を得る

地域全体が目標に向かって取り組めるように住民リーダーや各機関の協力を仰ぎます。

組織作り、市場分析、商品開発、宣伝と地域を1つの商品として考えると、極自然な手順であると考えられるのではないでしょうか。自治体が外部の地域を市場と見なした場合も政策として自然と採用されているステップとも言えます。コトラーが提唱したこの手順は地域の範囲が国や都道府県といった大きな単位になったとしても、活動に焦点を当てた際には自然と同様のブランディングを踏んでいることでしょう。

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