モノではなく、コトという体験を売るブランディング

ベーシックなもの、平均的なものはブランディングにはつながりにくいものです。ブランディングは、マーケティングの考え方からすれば、差別化戦略であり、付加価値戦略という位置づけになります。モノの購買を進めるときに、マーケティングで「ぜひ買って」とゴリゴリ押すだけでは売ることはできません。例え一時的に売れたとしても、マーケティング活動の効果があるときに限定され、長続きはしません。そのため、ブランディングを行い、モノのイメージを強くすることによって、消費者の使用シチュエーション、購買時期などが刷込まれ、長期にわたって売れ続ける可能性が高くなります。

マーケティングで短期的に「売る仕組み」ではなく長期的に「売れ続ける仕組み」が重要です。

企業は、モノを売ることによりお金をもらいます。表面上はモノとお金の交換ですが、顧客の要求を満たしたり、問題を解決したりすることがモノの背後に隠れています。モノを購入する背後に隠れたニーズを解決できないと、一度買ったけれど二回目以降の購入はないという状況が発生します。

そこで、重要になってくるのがモノを売る際に、顧客にブランドそのものを体感してもらうことが、ブランディング上で重要になってきます。

まず体験シナリオを作成します。体験シナリオをつくる前にターゲットのペルソナ設計を行います。設計したペルソナは製品やサービス「購入前」「購入中」「購入後」それぞれの段階で「いつ」「どこで」「どのように」ブランドと接触するのかを考えていきます。ペルソナになりきって、欲しがる情報を、どのように受け取るのか、タイミングを考慮して設計することがポイントです。

ブランド体験は完成することはありません。常に変化する消費者の反応や教具企業の動向、その他の環境の変化に対応して改善していくことが求められます。体験を売るブランディングの最終的な目標は、売り上げを上げることではなく、ブランドアイデンティティの浸透です。

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