インターネットブランドの成功法則

ブランドが世間でよく知られるようになると、日本では愛称として短縮した言葉を使う傾向があります。マツモトキヨシであれば「マツキヨ」、プレイステーションであれば「プレステ」といった具合です。同様に、インターネットで成功しているネットブランドも明らかに共通の法則が見えてきます。名称が単純でインパクトがあって覚えやすいという点です。

そこには2つの法則があります。1つは一般名称の法則です。インターネット上で成功するためには一般的な名称はインパクトに欠けるという考えです。インターネットが普及し始め、オリジナルのドメインを取り始めた時、人気があったドメイン名は車、本、スーパーマーケットといった製品や業界を包括する名称でした。ところが、事業としてこれまで成功しているネットブランドの中に一般名称はほとんど見当たりません。

2つめは固有名称の法則です。例えば、アマゾンやヤフーといった名称はブランド名と商品・サービスとの関連性は見当たりません。アマゾンはこれまでは世界最大の流域面積を持つアマゾン川を誰もが思い浮かべたことでしょう。この世界最大という点は企業のアマゾンとの共通点として連想させるキーワードかもしれませんが、この名前からアマゾンが世界最大のオンライン書店で、CDや雑貨なども扱っていることはブランド名を初めて聞いただけでは連想することは非常に難しいことでしょう。

ポータルサイトのヤフーも同様で、ヤフーをホームサイトに設定している人でもヤフーの語源を知っている人はごくわずかです。しかし、ヤフーと聞けば誰もが検索サイトであることをイメージします。これは、「ゼロックス」がコピー機の代名詞となったり、「キッコーマン」がしょう油そのものを意味するようになったのと似ています。最初は固有名詞であったものが、ブランドの力とイメージの強化によって一般名称化するという道を成功しているネットブランドは歩んでいます。

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