非営利組織にも活用されるマーケティング

企業など営利組織において、マーケティングを行うことは当たり前ですが、一昔前まではNPOなどの非営利組織で「マーケティング」という単語を使おうものなら、非営利団体のくせにお金儲けするのか、というイメージがありましたが、今では非営利組織においてもマーケティングの重要さが認められ始めています。

例えば大学です。昔は放っておいても子どもたちが受験をして入学希望してくれましたが、少子化とライバルの増加により、大学と言えども経営努力をしなくては生き残れない時代になってきました。そこでマーケティングの必要性が出てきたのです。

NPO法人においても同様です。ファンドレイジングを始め、しっかりと組織を運営していく必要があります。つまりは営利企業と同様にマーケティングが必要なのです。コトラーは非営利組織のマーケティングを行う場合は以下の4つのポイントを重要視しなくてはならないと述べています。

1つ目は、非営利組織は何通りもの公衆と向かい合っているという点です。営利組織の場合、基本的には製品の購入者に対して向かい合うという構造になっていますが、非営利組織の場合は少なくとも2つ以上の公衆と直面しています。例えば学校の場合、生徒と保護者という2つの公衆と向かい合います。

2つ目は複合的な目的を求めるという点です。営利組織の場合は利益を目的としています。しかし非営利組織の場合はいくつかの目的を平行して進めなければならないという特性があります。

3つ目は物ではなくサービスを扱うという意識です。特定の形がない無形性、サービスの提供者とサービスを受ける側の両方を管理する必要がある不可分性、時々によって質が変わる変動性、保存がきかないという消滅性を重々認識しておく必要があります。

4つ目は公衆の注目を集めやすいという点です。営利企業でも不始末があればそれなりのバッシングを受けますが、非営利組織の場合はその比ではないということが挙げられます。

非営利組織の場合はこの4つの点を念頭においてマーケティングを行う必要があるのです。

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